
季節ごとに変わる国府津館の旬の料理をお伝えするコーナーです。
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〜あんこう鍋〜

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いきなりびっくりさせて申し訳ありません(^^ これが、あんこうです。見た目は大変グロテスクですが、「南のふぐに北のあんこう」と並び称されるほど淡白で上品な味です。

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 この大きなあんこうを当館の調理場にて吊るし切りにします。あんこうは骨が固く、身がぐにゃぐにゃとしているため、まな板ではさばけないのでこのように吊るしてさばきます。吊り下げた状態で手際よくさばいていくと最後にはあごと骨だけになり、身や内臓は「あんこうの七つ道具」と呼ばれ捨てるところがないのです。 「あんこう鍋」は、あんこうの肝をほぐして炒って煮詰め、野菜とあんこうの身を入れて味付けします。
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まだあんこう鍋を食べたことの無い方にはぜひ味わって欲しいと思います。おいしいですよ!!
【写真左:あんこう料理】
・写真上および右:あんこう鍋
・写真左:あんこうのから揚げ
・写真下:あんこうのとも酢
(身は湯洗いし皮は茹でて肝がはいった酢みそで頂きます)
あんこう【鮟鱇】
アンコウ目アンコウ科の海魚の総称。全長1.5メートルを超えるものがある。体形は楽器の琵琶(びわ)に似て、頭は著しく大きくて平たく、口がきわめて大きい。背部前方にある背びれが変形した釣り竿(ざお)のようなものを動かし、小魚をおびきよせて食べる。非常に貪食で、大量の餌(えさ)をとる。冬、肉のほか皮や内臓などを鍋料理などにして美味。肉が柔らかく扱いにくいので、つるして調理する。熱帯から温帯にかけての深海に広く分布。日本産の種ではアンコウ(クツアンコウ)・キアンコウが代表的。アンコ。[季]冬。《―の骨まで凍ててぶち切らる/加藤楸邨》 |
〜からすみ〜
国府津館自家製のからすみをご用意しております。10月相模湾へ周遊するボラの卵を約1ヶ月かけてつくります。お酒の友としてぜひご賞味下さいませ。
からすみ 【〈 子〉】
ボラ・サワラなどの卵巣を塩漬けにし、圧搾・乾燥させた食品。形が唐墨(からすみ)に似て細長く平たいのでこの名がある。
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